健康状態も実は必要！？ローン審査で見られている意外な部分！

ローン審査を突破する上で何が必要かご存じでしょうか。真っ先に言われるのは「年収」、その次に言われるのは「きれいな借入履歴」というものではないでしょうか。この二つは確かに非常に重要な条件であり、この二つの条件が望ましい状態になっていないと、ローン審査の突破は俄然難しくなるところはあります。

逆に、この二つについておおよそ問題ない状態になっていれば、もう審査を半分突破したような気分になっていてもおかしくはありません。ですが、ローン審査はこの二つしか見られないわけではありませんし、もっと言うと、あまり公には言われることのない条件についても密かに見られていることもあるのです。あまり有名ではないその意外な条件についてお教えしましょう。

そのような条件が何なのかというと、実は「健康状態」という点です。住宅ローンなどでは確かに有名な点ですよね。住宅ローンを組もうと思えば、生命保険に入れるくらいの健康状態が要求されることがほとんどです。

「それは住宅ローンの話でしょ？」という声が聞こえてきそうですね。住宅ローン以外のローンで生命保険に入らされたり、健康診断を受けさせられたり、自分の健康状態について露骨に尋ねられたことなんてないと思われる方も多いのではないでしょうか。実際に何らかの借入やローンを経験したことのある方なら、そう思われますよね。

そうです。実際の手続き上においては健康状態についてこと細かく、そして露骨に尋ねられることはあまりありません。ですが、「尋ねられない」からといってそれが見られていないということを意味しているのではないという点に注意は必要です。

考えてもみてください。健康状態というのは人間の社会活動を支える非常に基本的な条件です。その状態があまり望ましい状態にはなっていないのにお金を貸すというのがどれだけのリスクなのか、住宅ローンの審査がそれを端的に示していると言えるでしょう。

住宅ローンほど高額で長期のローンでなければ、あそこまで明確に健康状態を調べられることは確かにありません。しかしそれは言うまでもない初歩中の初歩の審査として、当然のごとく見られていることは理解しておきましょう。

たとえば、何らかの持病があり、それが原因で職を転々としているという状態にあるとき、それが審査中に判明したとするとローン審査を通過するのは少し難しくなる可能性があります。就業に影響するような健康状態にあれば、当然経済的にも逼迫する可能性が高く、そうであるならばお金を貸したときに返ってこなくなる可能性も高くなるからです。

あまり明確に示されることはありませんが、健康状態もローン審査を突破する上で重要な点であるということは是非念頭に置いてから審査に臨んでください。