銀行ローンと消費者金融はどっちがお得?一概に言えないその実情とは
借入の話となると、とにかく「お得な借入がしたい!」という声が非常によく聞かれます。借入するとどうしても利子と無関係ではいられませんから、利用すれば出費を強いられることになるのは間違いありません。それだったら、できるだけ出費が少なくて済むものがいいという話になり、「お得なサービスを知りたい!」となるのはごく当たり前の話ですよね。
そういう話題として、よく比較されるのが銀行ローンと消費者金融です。お金を借りる方法としては、この二つ以外にも方法がありますが、この二つがもっともメジャーな方法であるのは間違いありません。全国的に誰でも利用しやすい方法でもありますから、この二つが比較されるのも当然の成り行きといえます。
では、この二つの選択肢を比べたとき、いったいどっちがよりお得な方法となるのでしょうか?明らかに差があるのであれば、確実に有利なほうを選びたいところですよね。この両者の違いについて見ていきましょう。
まず、どっちがお得かという話を考えたとき、単純に金利が低いという意味では、銀行のローンのほうがお得だとは言えます。銀行から借りるほうがお得だというのは比較的有名な話ですよね。少なくとも消費者金融で借りるよりは銀行のほうが金利が低いことが多いため、利用できるのであれば消費者金融よりも銀行を優先的に使ったほうがお得ではあるのです。下手に有名な大手の消費者金融を使うよりも、知名度はなくとも近くの地方銀から借りたほうが、金利面においては有利なことが多いでしょう。
と、このようなことになっていますから、「では銀行のほうがお得なのか!?」と結論を急いでしまいそうになりますが、そうとばかりも一概には言えない事情もあります。場合によっては消費者金融のほうが有利な条件になることもあるからです。
金利面についてのみ注目すれば、有利なのは銀行のローンなのですが、銀行は条件がいいだけに審査が厳しく、時間も余計にとられることもあるのです。このとき、お金を借りるまでに時間的余裕があるのであれば待っていてもよいものの、どうしても融資を急いでいる場合、銀行の審査結果を悠長に待ってはいられないということもあるかと思います。
たとえ金利が低くて有利な条件になっていても、そもそも自分がお金を必要としている日時までに審査が間に合わないとくれば、それが「お得だ」とは言えませんよね。時間がないときは、大前提として審査時間を含めた対応が速いという条件が必要であり、この点については銀行よりも消費者金融に分があることも多いのです。
以上のように、銀行ローンと消費者金融でいったいどっちがお得なのかを考えるとき、答えはそのときの状況や重視する条件によって変わります。絶対的にお得であるものがいつもはっきりしているとは限りませんので、そのときの状況に合わせて柔軟にサービスを選ぶとよいでしょう。